瓦について
日本の住宅屋根の約半分を占めている「瓦」
皆さんは「瓦」と聞いて、何を想像しますか?
お城やお寺、昔ながらの和風建築。「我が家の屋根は瓦だよ」という方も多いと思います。
日本では住宅屋根の約半分を「瓦」が占めており、私たち日本人の心の原風景が浮かび、癒しを与える存在になっているのではないでしょうか。
しかし同時に、長年の風や雨などで瓦が傷んでしまったり、地震で崩れてしまったり。とそんな怖いイメージもあるかもしれません。
お客様の大切なお住まい、暮らしを栄翔の瓦がお守りします。
瓦の特徴
一つ目は様々な屋根材の多くは10年~20年で寿命を迎えてと言われていますが、瓦はその倍以上の40~50年もつとされてます。
ですので初期費用は高めですが、長い目でみれば瓦の方が金銭的にも断然お得なのです。
二つ目は断熱性です。
瓦は形、工法上、屋根との間に隙間が出来るようになっています。和型はもちろん平板瓦にも数センチの隙間ができる為、この隙間にできる空気の層が熱を遮断してくれるのです。もちろん瓦自体も陶器ですので断熱性があります。
ここまで長所だけをあげましたが短所もあります。
それは重さです。瓦は他の屋根材に比べ重量があります。しかし、近年では建築基準も厳しくなり、筋交いがどんな家でも入り、金具で補強されてる為、瓦を選ぶことはさほど心配しなくてもいいのではないかと思います。
瓦の種類
陶器瓦には和型瓦と洋瓦があります。
和型の中でも和型瓦葺と本瓦葺きと呼ばれる瓦が有り、現在は和型瓦葺が主流で、本瓦葺き工法は一部のお寺でしか見ることができません。
洋瓦には平板瓦とS型瓦があります。
平板瓦は凹凸のないフラットですっきりしたデザインなので、最近の住宅にもよく用いられております。工期も短く済み、耐久性、断熱性共に優れることから、現在の新築住宅で多くみかける様になりました。
瓦を“葺く”とは
「瓦をただ並べているだけ?」と思っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、それは違います。
当然瓦を屋根に並べただけでは、雨や風などでズレが生じたり雨漏りの原因になります。
建物の頂上に水平になっている棟(むね)から、屋根の勾配に沿って軒先に造った降棟(くだりむね)にかけて、瓦を隙間なく敷き詰めるのですが、そこには専門的な知識と技術が必要になります。
そこへ建物の築年数や構造、日当たり、雨風の吹き方など、あらゆる要素を考慮した施工を行わなくてはなりません。
栄翔は確かな施工ができますのでご安心してお任せください。
「防災瓦」の施工もお任せください
防災瓦とは従来の瓦よりも地震や台風に強い瓦です。
従来の瓦は連結させて固定されており、強い地震や強風で瓦がズレたり浮いてしまうことがありました。
しかし、防災瓦はロック式と呼ばれる工法で瓦同士の連結を強化したことで、従来の瓦よりも耐震性能が大幅アップしました。さらに、瓦を釘で野地板(屋根の土台)に固定することで、耐風性も向上させた、まさに「防災」にふさわしい瓦です。
また、従来の瓦は非常に重く建物への負担が大きい屋根材でした。そのため、老朽化した建物ではガルバリウム鋼板やスレート瓦などの軽量な屋根材に葺き替える必要がありましたが、防災瓦は従来の瓦と同じ日本瓦(粘土瓦)でありながら、重量を50%も軽いため、老朽化が進行した木造住宅でも心配なく施工をすることができます。
瓦のことならお任せ下さい
瓦が歴史のある屋根材で親しみやすいものであることは、みなさんご承知のことと思います。
弊社はお客様に寄り添い、現場でも一番大切な安全性を守るのは、確かな技術です。
また最近では、洗練されたデザインの瓦が多く販売されており、高級感あふれる外観にすることも可能となりました。
これまでの豊富な実績と経験から、お客様のお悩みやご要望にそって、最適なご提案をいたします。